外国のとある街でのちいさなできごと。
石だたみの古い路地でした。
片側は花の鉢植えが目立つのレンガ造りの家々、
もう片側は静かな運河。小さなボートがたくさん係留されてます。
僕はおどおどしたバックパッカー。
路地をきょろきょろしながら歩いていました。
と。前方からこちらに向かってくる人がいます。
ふたり。
少し足のわるいおばさんを娘さんが支えながら。
すれ違うのが窮屈なせまい路地。
むすめさんが一言、
Excuse us..
ふたりだから、us
・・だよね。
ささいなことですが、とても上品に聞こえました。
おばさんと娘さん、とてもよく似た笑顔の思い出です。